CamerLink To SDI変換ボックス
~ラインセンサカメラを扱いやすくする~
概要
通常のエリアセンサカメラに比べ、解像度を上げやすいラインセンサカメラは
道路の状態検査等エリアセンサでは高解像度でカバーしにくいような項目に対して優位になります。
しかし、ラインセンサカメラは大半がカメラリンク接続のFA向けのものとなり録画の際にPCが必要
になるなど可搬性が悪いものでした。
そこで、放送/セキュリティ分野にてよく使われていて録画用のデバイスなども入手のしやすいSDI
への変換を行う装置を開発しています。
画像圧縮を考慮した変換
※特許出願中JPEG形式など、画像の圧縮技術を考慮したラインデータ→エリアデータ変換を行います(下図は8kセンサーの例)
応用例
- 構造物や外壁の傷などを検知
鮮明な画像が得られれば画像処理により構造物や外壁の傷などを検知することができます。
仕様
電源電圧 | 6-20V |
電源入力 | DC Jack x1 |
カメラ入力 | Mini-Camera Link x1 |
カメラ電源出力 | 電源入力をスルーアウト |
LED | 赤 x1 , 緑 x4 |
ビデオ出力 | BNC(SDI) x1 デジタル x1 |
スイッチ | ピアノスイッチ x6 |
通信 | USB x1 RJ-45(RS-485) x1 HR10A(UART/RS232) x1※ ※GPS用 |
SDI出力と最大ラインレートの関係
HD-SDI | 3G-SDI | (12G-SDI) | 1フレーム当たりのライン数 | |
2k | 30k | 60k | 1024 | |
4k | 15k | 30k | (60k) | 512 |
8k | 7.5k | 15k | (30k) | 256 |
※モノクロ利用時、色差空間を利用して二倍のレートまで対応可
・Full-HDの残りライン(56line)部にデータを重畳可能 (~200Byte)
・GPSデータに応じてラインレート可変